2023年11月16日(木)にアジア民族造形学会 食文化第3回会合を行いました。
以下報告させていただきます。
【日時・場所】
日時:11月16日木 19時~
場所:東中野 キャラバンサライ
参加者: 16名
【今回の会合について】
本日は、生きたアーカイブスとしての秘密基地 Pao Compound(パオビル)の1F
羊肉が人気のアフガニスタン料理店キャラバンサライさんにアフガニスタンで食べられているお料理をご用意いただきました。
ゲストスピーカー:安仲卓二様
キャラバンサライのあるパオコンパウンド(パオビル)の全体の企画運営、シルクロード関連書籍を集めた「シルクロード文庫」を3/21に開設。
今回の食文化の会のために、お料理のメニューづくりのご提案もいただき、またお料理のお話もしていただきました。安仲様は、アジア民族造形学会の顧問を務めてくださっていた、
前田耕作先生 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%8D%E7%94%B0%E8%80%95%E4%BD%9C
と共にシルクロード文庫を思い描き、意思を継いで新しい発想や勇敢な行動が生まれるザイヤ(在野)に育つ知の森にしたいと活動をされています。
【メニュー&飲み物】
アフガニスタンで食べられているお料理を体験できるよう、今回の食文化の会のために特別にセットのメニューを作っていただきました。
<前菜・おつまみ>
● ドーグ(発酵乳飲料)
● 生野菜サラダ
● トルシー(酢漬)
ハーブ、スパイスで漬け込んだ野菜のピクルス
<ナン・ブラニ>
● ナン(平焼きパン)
国産全粒粉配合の発酵ドウを香ばしく焼き上げたわらじ形の平パン。シシカバブやカラフィーと一緒にまた単品でお酒のおつまみにも
● ブラニ
アフガニスタンの包焼きパン 羊のひき肉のパン包焼き
● キーマブラニ
ニラのパン包み焼き
<シシカバブ>
● カバブ・串焼き羊 羊肉の鉄串炭火焼きアフガニー
● カバブ・串焼き鳥 香辛料のペーストに漬け込んだ鶏の鉄串炭火焼き
<カラヒィ>
アフガニスタン、パキスタンにまたがる地域で使われる丸い鉄鍋をカラヒィと呼びこの鍋で炒めたり、煮たり、蒸したり、揚げたり、自由に調理
ペシャワルの旧市街ナマックマンディ(塩市場)名物のカラヒィはぶつ切り肉を使った遊牧民の豪快な鉄鍋料理。焼き立てのナンを手でちぎって直接鍋(カラヒィ)からすくって食べるペシャワルの旧市街ナマックマンディ名物
● カラヒィ・羊の鉄鍋炒め
羊肉とトマト、ししとうの鉄鍋焼き
● カラヒィ・野菜の鉄鍋炒め
カブジカラヒィ(カリフラワー、トマト、ズッキーニ、ピーマンの鉄鍋焼き)
● ラグマン(羊肉炒平麺)
<飲み物>
• 生ビール
• 赤ワイン
• 白ワイン
• ハイボール
• 酎ハイ
• 各種ソフトドリンク
【終わりに】
シルクロードに位置する立地と、イラン、パキスタン、中国、タジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタンという6つの国と国境を接する多民族国家で、お料理も多くの文化の影響がうかがえました。
独自の食文化が育った料理で私自身もあまり馴染みがありませんでしたが、スパイスや油は多用されず、辛さは控えめで食べやすいお料理だと感じました。
今回は、安仲卓二様をはじめアフガニスタンに詳しい会員の方の参加があり、色々なお話や文化を学ぶことができました。
珍しい羊料理などお料理を堪能しながら会員で和やかに楽しく時間を過ごすことができたこと、参加者の皆様には改めてお礼を申し上げます。
ご参加いただいたアジア民族造形学会の会員又はご友人の方、ご参加ありがとうございました。
次回も、アジアのその国に言ったような気分になるようなお店や、その国の方のお話を聞く企画も考えておりますので、ご参加をお待ちしております。
この度はご参加いただき、誠にありがとうございました。
アジア民族造形学会 会員
山本 純子
NHKのBSでロンドンの街角でアフガニスタン料理の屋台が非常に流行っていることを紹介しており、ロンドンの人々がとても美味しいと誉めていました。料理はとても美味しそうであり、楽しそうな会ですね。参加できず残念です。石川